福田萌さんは、現在、7歳の女の子と4歳の男の子を育てている。夫はオリエンタルラジオの中田敦彦さん。4月にはついにシンガポールへの引越しが終了! 2週間の隔離期間を経て、晴れて家族4人での生活がスタートしました。
日本とは様々な面で勝手が違うシンガポールでの子育ては一体どんな様子なのか。まだ始まったばかりの新生活で、福田さんが感じていることを率直に綴っていただきました。
マスク未着用は「罰金」の対象
先日、シンガポール政府からサージカルマスクや最低2層以上の布マスクを着用するようガイドラインの更新があった(編集部注:2021年5月27日現在の情報です)。ここシンガポールでは、新型コロナウイルス感染予防のため、6歳以上は外出時にマスク着用義務があり、違反した場合には罰金が課せられる。
そういった厳しく細かい規則のもと、これまで新型コロナウイルスの新規感染者数は1日一桁程度にコントロールされてきたが、この5月に入って市中感染がいくつか起こったことをきっかけに、この原稿を書いている5月末時点では、フェーズ2と呼ばれる厳しい制限が行われている。マスクの細かい規定も、もしかすると今後、注意や罰則の対象になるかもしれない。ここシンガポールでは常に最新情報をキャッチアップすることが求められている。
子供たちがシンガポールの学校に通い始めてから1ヵ月半が経過した。まずは7歳の長女にマスクの話をしなくてはいけない。これまで使用していたウレタンマスクから、使い捨てマスクに切り替えるよう、説得するのだ。

長女は普段メガネをかけており、マスクをしたときにメガネのレンズが曇ってしまうのを極端に嫌がっていた。日本の小学校に通っていた時から、布マスクやメガネ用のマスク、鼻に当てるワイヤーの強いものなど様々試したが、最終的に娘が着用していたのが、通気性のいいウレタンマスクだった。これだとメガネの曇りがないらしい。子供用のウレタンマスクはなかなかこちらでは手に入らないため、シンガポールの東急ハンズで多少高値だが複数買い置きした。
しかし、そのマスクはこれからは使えない。最も、ウレタンマスクは通気性がいいことから、ウイルスを防ぐにはあまり効果がないとも言われている。長女に、不織布の使い捨てマスクをこれからは頑張って使おう、と話すと、多少不本意そうながらも了承してくれた。