2021.06.01
# ラーメン

「一蘭」カップ麺が490円でも「売り切れ続出」する納得のワケ

こだわりが本気すぎる…

常識を打ち破った話題商品

カップラーメンの販売価格といえば、コストパフォーマンスに優れたPB(プライベートブランド)商品だと税込70〜130円前後、高級志向の商品でもコンビニで税込321円前後が相場の上限となっている印象が強い。

カップラーメン「一蘭 とんこつ」

その “常識” を真っ向から否定したのが、天然とんこつラーメン専門店「一蘭(いちらん)」の “こだわりすぎた” カップラーメン「一蘭 とんこつ」。2021年2月15日に、鳴り物入りのデビューを飾りました。

カップ麺で一蘭の味を再現してほしい……と、20年以上前から商品化の要望は寄せられていたそうですが、一蘭の譲れないこだわりをカップ麺で具現化するのは難しく、大手カップめんメーカーの技術をもってしても追い付かない、そんな状況が続いていました。

その実現に尽力したのが、大盛りバケツ型のパイオニア「スーパーカップ」や健康志向のブランド「わかめラーメン」「スープはるさめ」などを展開しているエースコックで、今回のカップ麺「一蘭 とんこつ」の製造にも深く携わっているのですが、ここで重要なのは “エースコックが開発した商品ではない” ということ。

 

あくまでも「一蘭 とんこつ」は “一蘭の開発した商品” で、エースコックは委託製造を受けるかたちで商品に携わり、販売もエースコックではなく株式会社一蘭が行っています。

昨今の即席カップめん業界では珍しいプロセスが “常識” を打ち破れた最大の理由ともいえます。

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