2021.06.01
# ラーメン

「一蘭」カップ麺が490円でも「売り切れ続出」する納得のワケ

こだわりが本気すぎる…
taka :a(大石敬之) プロフィール

「ライバルはお店の一蘭」

一部の例外もありますが、いわゆる有名店が監修した「ご当店」系のカップ麺は、メーカーが有名店に声を掛ける流れが基本。けれども「一蘭 とんこつ」は “一蘭がエースコックに製造を委託し、一蘭が販売している” ため、即席カップめん業界の常識や暗黙のルール的なものは通用しません。

たとえばカップラーメンのステータスといっても過言ではない具材は “あえて入れておりません” という極端な仕様を取り入れ、それは「ラーメン本来の純粋な味わいを楽しんでいただくため」と、パッケージにも理由が記載されています。

また販売価格も税込490円と高額な値段に設定されているのですが、これは限られたコストの中で可能な限り近い味を再現するのではなく、味を優先して全力を尽くしたら “この値段になった” という結果の現れともいえます。いずれも既存のカップ麺を基準にすると異例の試みです。

「一蘭」の特許である店舗システム「味集中カウンター」
 

まるで「一蘭」の特許である店舗システム「味集中カウンター」を象徴するような、ただひたすらに麺・スープ・秘伝のたれが作り出す美味しさに向き合えるカップ麺。そのこだわり具合から、「ライバルはお店の一蘭」と銘打っているほどの同商品。

はたして再現度は高いのか、一杯のカップ麺に税込490円も出す価値はあるのかどうか、徹底レビューしてみました。

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