「ゴゴスマ」石井亮次アナが語るワイドショーの未来「人を傷つけない司会者になりたい」

はじめは他局にほぼ完敗だった

「TBSでも放送されるようになってから半年が過ぎた2015年10月、関東地区の世帯視聴率が0.9%という日があったんですよ」

そう振り返るのは石井亮次アナウンサー(44)。言わずと知れた『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(制作は名古屋のCBC、TBS系、平日午後1時55分)のMCである。このほどインタビューに応じてくれた。

「他局にほぼ完敗。唯一争えていたのがEテレのロシア語講座でした。こちらは日本語でやっているのに(笑)」(石井アナ、以下同)

名古屋をはじめとする東海3県で放送されていた『ゴゴスマ』がTBSでも放送されるようになったのはこの半年前の同年4月。今でこそ同じ時間帯の競合番組『ミヤネ屋』(制作は大阪の読売テレビ、日本テレビ系)と関東でも互角に近い世帯視聴率を獲得しているが、当初は大苦戦を強いられた。

石井アナはそのころの記憶がないという。

「人間ってえらいもんで、あまりに辛すぎると、記憶を忘れようとするんですね」

劣勢に陥った理由は明らかだった。『ミヤネ屋』が関東の視聴者も意識し、政治や事件を手厚く扱っていたのに対し、『ゴゴスマ』は「麻婆豆腐の作り方」といった生活情報が中心だったからだ。東海3県時代と同じ路線を敷いていた。

その後、『ゴゴスマ』も関東の視聴者を見据えた路線に舵を切る。特色も出した。

「一つのテーマを扱う時、物凄くしつこく、深く、やり続けるようにしました」

『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』HPより
 

例えば2016年5月、舛添要一前都知事(72)による公私混同問題に市民が怒りの声を上げると、これに拘った。問題点を報じ続けた。

この一件ではタレントのユージ(33)らコメンテーター陣の忖度の感じられない意見も共感を集めた。

「コメンテーターの方は東京から名古屋まで1時間40分新幹線に乗ると、やっぱり口が緩みますね。東京のスタジオでは言わないことも、名古屋では言っちゃうところがあると思います」

関連記事