2021.07.17
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おっさんの「ディズニー」ソロ活記…神対応と「イッツ・ア・スモールワールドの魔法」を味わう

首都圏が梅雨に入りそうでまだ入らない時期の6月、ぼくはまだ午前中のうちに、JR京葉線、舞浜の駅に降りた(ぼく注:ぼくは自堕落な生活をしているので、午前中に活動しているだけで、ぼく的にはけっこうすごいのだ)。

目的はもちろんディズニーリゾート。特にディズニーランド。その中でも「イッツ・ア・スモールワールド」だ。

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「イッツ・ア・スモールワールド」は船の旅を通して世界の国々を知るというコンセプト。このアトラクションのテーマソングは、誰もが耳にしたことがあるだろう。

ぼくだってある。その歴史はとても古く、アメリカでの初開設以来、今年で55年になるのだそうだ。

アメリカのディズニーランド(アナハイム、カルフォルニア州)Photo by iStock

実は、その55周年を記念して「イッツ・ア・スモールワールド」をそのまま体験できる絵本が講談社から刊行される。そのリアル体験を、光栄なことにぼくが書かせていただくことになった。

だが、ぼくみたいな、もともと陰キャのおっさんにとってデイズニーランドは「夢と魔法と、そして"リア充"の国」。

ぼくごときがパークを訪れたのは、これまでたった1度だけ。高校のとき、親には「部活の合宿」と言って、友人とふたり東京に行ったとき以来だ(ぼく注:大阪から東京まで青春18きっぷで。ほかには原宿を訪れ、服を買って散髪してもらった)。

あのときは、夜行列車で眠らずに、憧れのディズニーランドを目指した。あのころの自分にはまだ心に「魔法」が宿っていたのだと思う。だが時が経ち、おっさんになり、いつの間にか魔法が解けてしまっていた、気がする。

そんなぼくが、もう一度、魔法を取り戻すことができるのだろうか。念のためにググると、おひとりさまのゲストもごくふつうにいらっしゃるとのこと。ぼくもチケットを予約し、ひとりで「夢と魔法の国」を訪れた。

 

これが魔法か!

午前中のまぶしい光の中、ドキドキしながらゲートに。

もちろん、係の人はにっこり笑って通してくれる。門の向こうにシンデレラ城が見えるという絶好の"映え"スポットがぼくを迎える。すかさずスマホを取り出そうとすると(ぼく注:ぼくのツイッターアカウントはこちら)、浴衣姿の女性が先に撮影をはじめた。

迷惑をかけないように、少し離れて気配を消してたたずんでいたが、そんなぼくに気がついた女性は、あかるく笑って「どうぞ」と場所をゆずってくれる。

これが魔法か。

もしこれがほかの場所であれば、「不審な小太り中年男性がいた」という事案が発生し、「自称作家逮捕」というニュースがネットに流れていたかもしれない。しかしここは夢の国。みんなが「ディズニーの世界が好き」という心を共有しているのだ。

それでも最初は緊張していた、というわりには、ディズニーリゾートアプリで「美女と野獣“魔法のものがたり”」の入場をエントリーし、待ち時間に「スペース・マウンテン」「ビッグサンダー・マウンテン」「スプラッシュ・マウンテン」と、キャーキャー言いながら続けざまに楽しんだりしたが(ぼく注:いきなり目的に向かうまえにまずウォーミングアップをと自分に言い訳した)、そして「イッツ・ア・スモールワールド」だ。

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