2021.06.28
# 日本株

日本株「乱高下」のウラで、いま「プロが大注目する“地味だけど勝ち続ける最強銘柄10”」全実名

日本株「常に強い銘柄」「いつも負け続ける銘柄」

世界的に、株式市場が不安定さを増している。発端は、米国の不安定な経済動向にともなう金利の動向であり、期先の見通しは識者の間でも見方が分かれるところだ。

今後も雇用や物価などの主要な経済指標を注視する必要があり、しばらくは米国株市場を中心に突発的な乱高下を見せそうだ。言い換えれば、マクロ動向に過度に依存した投資は大きなリスクをはらむため、現在の環境下ではより堅実でリスクの少ない銘柄選択を考えるべきだ。

そこで、今回は、見通しにくいマクロやファンダメンタルズをあえて無視し、銘柄の業績の特性を定量的に分析したアイデアを紹介したい。いわゆる「アノマリー(なぜか理由は明確に分からないが、結果的にそうなる現象)」に近い分析となるが、株式投資にたずさわっていると、なぜか理由もなく常に強い銘柄や、その逆の常に負け続ける弱い銘柄に出くわすことはないだろうか。

そういった銘柄を、今回はアナリスト・コンセンサス予想と実績の対比によって定量的に定義し、最終的に投資アイアデアにまで落とし込んでいきたい。

日本株市場は乱高下へ photo/gettyimages
 

さて、アナリスト・コンセンサスと業績のアノマリーといっても、具体的に何を見ればよいかという話になるが、両者の関係性のうえで確認できることは、一言でいえば「答え合わせ」である。

アナリストは、ある時点においてカバー銘柄の将来(たとえば1年後)の業績を予想し、一方で企業は1年後に実際に業績がどうであったかを確認することができる。仮に、常にアナリスト・コンセンサスを上回る実績をたたき出す企業がいれば、投資候補として魅力的だろう。一方で、常に下回る企業は投資候補から敬遠したほうがよいことになる。

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