ギラギラしたい、でもできなくなってきている…

実力、努力は一旦置いておいて、戦ってきたという自負はある。いや、実力がないからこそ、負傷しながらも、ディフェンスよりオフェンス! 弱い犬ほどよく吠えるスタンスで生きてきたかもしれない。

そんな私の中の、『なにくそ根性』が寂しがっているのだ。私の心をセンチメンタルにした犯人がわかった気がした。

私はギラギラしていた。肩で息をしながら戦っていた。ガチガチに凝った肩、顔が浮腫むほど食いしばり発達したエラは、戦ってきた勲章だ。

でも、もうそんなに頑張らなくてもいいと自分に言ってやらねばならない。力み続けるのも疲れるものだ。実際に、以前ほど頑張れなくなってきている

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体中アザだらけになっても、大嫌いな絶叫アトラクションに無理やり乗せられても、「この後もっと仕事が入るはず」「ひとつステータスが上がるはず!」とキャリアのために死にそうになるほどの怖さは何度も体験してきた。無茶をすればするほど、苦しみの果てに幸運が訪れると信じていた

もう体を張りたくないと言っているわけではない。悔しさをバネに、健康を引き換えにしてまで、仕事という対価を期待するのはやめようと、そう決めたほうがいいのではと思った。

今、やっと人として人らしく生きているのかもしれない

写真提供/バービー

かつてのスタジオバラエティは、自身のコンプレックスをもとに噛みついて喧嘩に持ち込む、なにくそプロレスが主流だった。美人vsブス、女芸人vs女子アナなどなど。

そんなところに10年近くいたのだ。ずっと揺れていた船で生きることに慣れた人が、凪に突入したら三半規管だってびっくりするもんだ。