2021.07.03
# エンタメ

松本人志「コア視聴率」発言の裏にある、自分勝手なテレビ局の「驕りと矛盾」

このままでは、「裸の王様」になる…
堺屋 大地 プロフィール

そして、松本さんが言及した「コア視聴率」という言葉は、「個人全体視聴率」からさらに、テレビ局側が昨今メインのターゲットとしている49歳以下の層が、どれだけ視聴したかという数字のことでしょう。

50歳以上の層は購買意欲が薄く、50歳以上の視聴者が多くてもスポンサーが付きづらいというテレビ局側の事情があるため、今は多くのテレビ局が「個人全体視聴率」からさらに年齢層を絞った49歳以下の数値を気にしているんだそうです。

これらの基準はまだ明確に統一されておらず、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビでその狙っている視聴者層の呼称や年齢のアンダーラインは、微妙に違っているとのこと。ですがざっくりと説明するなら、今のテレビ局が重要視しているのは“49歳以下の個人視聴率”ということなんでしょう。

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重視している指標を公表すればいい

ここからが本題。

まず問題は、「その指標をテレビ局側はしっかり周知しているのか?」ということ。

テレビ局側は、今は“49歳以下の個人視聴率”を狙っているということを明確に公言していません。我々一般人に対して、その周知をしようとしていないのです。

もちろん、そんな周知義務はありませんし、そもそも視聴率というデータ自体が、以前はテレビ局の内部資料のようなもので、一般人に知らしめる数値ではなかったと聞きます。

ただ、我々は知っているのです。

テレビ局は情報番組などで、自社のドラマやバラエティなどのテレビ番組をやれ高視聴率だ、やれ大ヒット番組だと持てはやしていたではないですか。そのときに高視聴率と謳っていたのは「世帯視聴率」のことだったわけです。

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