フリーアナウンサー、VERYモデルとして活躍する青木裕子さんは、6歳と5歳の2人の男の子を育てています。子育ての正解ってある? 教育ママじゃダメ? 子どもにとって“本当にいいこと”って? などなど…子育てをする上で、青木さんが日々感じているアレコレを、「子どもの教育」をテーマにしつつ徒然なるままに語っていただいている連載です。
今回は「読み聞かせ」をきかっけに考えた、子どもに文字を教えるタイミングについて、青木さんが感じていることを綴っていただきました。
教育で最初に意識したのが読み聞かせ
「今日は、8時半すぎてないから本読めるよね?」
就寝時、子供たちが急に慌てだして布団に向かう。時計の針は20時15分。そんなに読んで欲しいのなら、もっと早くお風呂に入ればいいのに、と思うのだけど、まだ、後のことを予測して計画的に動くのは難しいらしい。小言の一つでも言いたくなるけれど、ぐっとこらえて、読み聞かせの本を選ぶ。

選ぶのは、昔話だったり、私も教科書で読んだことがあるなあという本だったり、その時々の季節行事に関するものだったり。子供からリクエストされることもあるし、私が提案したり、しばらくはこのシリーズを読もうと決めているときもある。
寝る前の読み聞かせは、最近は時間の確保ができないこともあるけれど(我が家では、睡眠時間を優先して、8時半を過ぎたら残念というのがルールです)長男が1歳になる前から続いている習慣だ。子供の教育ということで、私が一番早く意識して始めたことかもしれない。

以前、FRaUwebの企画で読み聞かせ動画の配信をさせてもらって(編集部注:動画配信は終了しています。青木さんの読み聞かせについての取材記事はこちら)、その時に話をしたのだけど、私は子供の教育において読み聞かせをとても重視している。
もちろん、寝る前の読み聞かせは親子のコミュニケーションタイムとして共にリラックスする大切な時間であって、本を通して何かを学ばせようとか、教えようとは思っていない。本を通して、たくさんの世界に触れて欲しい。たくさんの世界に触れて、想像力を育んで欲しいと思っているのだ。