大統領選は日韓戦…!? 韓国次期大統領候補が「親日」vs.「反日」で早くもバトル開始

「親日」vs.「反日」論争

韓国の政界が次期大統領選挙レースに本格的に突入するやいなや、早速、有力候補者間で「歴史認識論争」が勃発している。

政権交代を掲げた尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検察総長が文在寅(ムン・ジェイン)政権の対日外交を非難すると、与党側は一斉に尹氏を「親日」と責め立てた。さらに、与党最有力候補の李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事は、「大韓民国の建国は親日勢力と米占領軍の合作」という発言で論争に火をつけた。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検察総長 / Gettyimages

6月29日、反文在寅勢力の求心点であり支持率1位の次期大統領候補、尹錫悦前検事総長が「政権交代」の旗を掲げて政治参加を公式宣言した。この席で、尹前総長は、文在寅政権の各種の失政を辛らつに非難しつつ、対日政策について次のように批判した。

「現在の韓日関係は国交正常化以降最悪で、回復不可能なまでに悪化している。外交は実用主義、現実主義に立脚しなければならないが、理念偏向的な『竹槍歌』を訴え、ここまで来てしまった。文政権は政権末期になんとか収拾しようとしているが、うまくいかないようだ……」

「竹槍歌」とは19世紀末に勃発した東学運動を称える民衆歌謡のことだ。農民が主軸となった東学運動は、支配階層に対する抵抗、身分差別の撤廃など、旧秩序を否定し、日本の侵略を退けようとする民乱であった。これをきっかけに抗日義兵が作られた。

2019年7月以降、日本の半導体素材に対する対韓輸出規制により、韓国では日本製品の不買運動が始まり、反日感情は最高潮に達した。当時、文在寅大統領は、「二度と日本に負けない」と韓国国民に約束し、曹国当時大統領府民情首席は、フェイスブックに竹槍歌を投稿した。

尹前総長は、問題解決のための外交努力よりも国民の反日感情の扇動に熱を上げた文政権の対応に問題があると指摘したのだ。

 

尹前総長のこの発言に真っ先に反応した人物は、竹槍歌を掲載した張本人、曹国氏だった。曹氏は尹前総長の記者会見が終わるやいなや、フェイスブックを通じて次のように尹前総長を批判した。

「日本政府と類似した歴史認識に驚愕する」

「あなたは日本政府が起こした経済戦争を文在寅政府または韓国最高裁判所のせいだと思うのか」

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