"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。
じつはウルシ科の植物です
今日、7月15日は「マンゴーの日」です。
これは夏に出荷の最盛期を迎えるマンゴーの魅力を伝えることを目的に、沖縄県農水産物販売促進協議会が2000年に制定したものです。
マンゴーの産地といえば宮崎県などが有名ですが、実は全国シェアの第一位は沖縄県で、実に全国流通量の50%以上を占めています。

代表的な熱帯果実であるマンゴーは主に果実を食しますが、その色には白、黄色、紅色など様々な種類があります。ちなみに、よく見るマンゴー特有の切り方は「花切り」と呼ばれています。
現在は高級なブランドマンゴーも話題になっており、沖縄県産の「美ら(ちゅら)マンゴー」や宮崎県産の「太陽のタマゴ」などが多くのメディアで紹介されています。
その実は生食だけでなくジャムやプリンとして加工されるほか、場合によってはピクルスに漬けられることもあります。
インドにおいてはチャツネ(カレーの薬味)としても良く用いられます。

また、仏教においてはマンゴーのことを「菴摩羅(あんまら)」と呼び、その木を護摩木とすることがあります。
さて、この時期に非常に美味しいマンゴーですが食べる際には注意すべきことがあります。
というのも、実はマンゴーはウルシ科の植物であり、接触した部位に皮膚炎を引き起こすことがあるのです。うるしに対してアレルギーをお持ちの方はくれぐれもご注意ください。