松野さんを支えたマインドセット
──見事に志望していた海外大学への合格を実現されましたが、合格した背景には、松野さんの積極性の高さもあるのではないかと思うのですが、いかがですか。
私の場合は人格が形成される時期にさまざまなことに携われたのが、大きかったと思います。学校や習い事などで、「自分がどういう人間なのか」、自分自身の存在を見直す機会が複数あって、そこには自分の生き方や考え方を認めてくれる人がたくさんいました。そのおかげで、積極性が育めたのだと感じています。
例えば、小学校3年生のときの担任の先生は海外によく行っていたので、私が飛行機好きなことを知って、「飛行機の話をしよう」と言ってきてくれたんです。そうした経験は、今振り返ってみると、学校という場所に対する認識が変わったり、「自分の好きなことを他人に語っていい」と思えたきっかけになったと感じます。
習い事に関しても、「やりたい」と言ったことには挑戦させてもらえたので、自分から積極的に取り組む姿勢が身についたと思います。
──自己肯定感もかなり高いようにお見受けします。これからの時代、重要な力だと言われていますが、どのようにして育まれたのでしょうか。
やはり、周りの環境は大きいと思いますね。小学生の頃に学級新聞をPowerPointで作ったんですけど、それを認めてくれる先生がいて、それを読んで褒めてくれる友人がいて、そんな風に自分で提起して動くことが楽しい、という経験が積み重なって、結果的に自己肯定感が高まったと思っています。
なかなか自分一人で頑張って高められるものではないと思うので、私の場合は幼少期にそういう力が身についたのかなと考察しています。