福田萌さんは、現在、7歳の女の子と4歳の男の子を育てている。夫はオリエンタルラジオの中田敦彦さん。4月からは新天地シンガポールでの生活がスタートし、連載では日々の様子や子どもたちの学校生活に慣れるまでの様子を綴っていただいています。

今回は、シンガポール移住をきっかけに変化した夫婦関係について。「仲の良い夫婦」と言われながらも、他の夫婦と同じように山あり谷ありだったというエピソードを交えつつ、今までを振り返っていただきました。

「夫・中田敦彦さんと結婚するまで」など、これまでの連載を読む

夫と出会って、今年で10年

夫がシンガポールに来て5ヵ月、私と子供たちがこちらに来て4ヵ月が経過した。まだ住み始めたばかりの新人感は拭えないけれど、家の周辺環境には馴染んできて、だいたいどこにどんなお店があって、どんなものが買えるのかとか、ここのレストランは美味しい、なんていうこともわかってきた。行く先々で顔見知りの人たちも増えた。子供たちは最近、長女は絵画教室、長男はサッカー教室での習い事をはじめてそれぞれ楽しんでおり、家族全員がこちらの生活に根を下ろし始めている。

今が旬のドリアンを初めて食べてみました。苦かったけど、だんだん癖になり、ハマってしまいました。提供/福田 萌
 

私と夫の中田敦彦はこの6月に結婚9周年を迎え、来年には10周年を迎える。付き合いだしてから結婚に至るまでは半年ほどだったので、まさに出会ってから今年で10年目だ。

結婚して翌年には長女が誕生したため、夫婦二人きりで長い時間を過ごしたわけではない。しかも、結婚した当初はお互い仕事もしていたので、子育てや、仕事の変化、住環境の変化のいろんな局面で、お互いそんな一面もあるんだ、とか、年月を経てこんなところが変化したなあ、と感じることが多い。