2021.08.22

「会社でよく働く人」ほど、なぜか「生きづらさ」を感じてしまう“意外なワケ”

一生懸命だから、生きづらい日本人
大切な仕事で失敗し、人間関係がうまく行かず、家族との仲もぎくしゃく……と沈んだ気分に、さらにコロナ禍が追い打ちをかける。そんなモヤモヤした時代の悩みに答える珠玉の知恵は、落語にたくさん詰まっています──そう語るのは、人気落語家の立川談慶さんだ。
そそっかしい「粗忽(そこつ)者」たちのしくじり話に笑い、泣くうちに、なぜ辛さが吹き飛び、前向きな気持ちになれるのか。近著『仕事も人間関係も生き苦しい人のための 落語に学ぶ粗忽者の思考』でも紹介している、300年以上も人々を助けてきた“お悩み解決のヒント”とは――。

「オンライン」で話すメリット

コロナ禍でリアルな落語会や講演会がまだ復活せずにいます。まさかこんな形で入門30周年の記念の年を過ごしているとは思ってもみませんでした。

ただ、100%の復活には程遠い現状ながらも、それでもソーシャルディスタンスのキープ・手指消毒及び換気の徹底という前提で、じわじわとオンラインではなくリアルな仕事が復活しつつある手ごたえには喜びを感じています。やはり落語も講演も「ライブが一番」という思いが日増しに募ってゆく感覚は、とても頼もしく思えるものです。

立川談慶さん
 

当方、「落語に学ぶコミュニケーション」といったテーマで、立って講演をした後、座って落語1席という流れでやらせていただくパターンが多く、企業関係のみならず、学校などの公的機関、法人会等各種団体からよく依頼を受けています。前段の講演が後半の落語の「マクラ」、いわゆる「導入」的役割となり、「わかりやすい」「面白い」との評判を賜っています。

やはり落語家が語るのですからまずは面白さを訴えて喋っているのですが、先日、あることにふと気づきました。それは、講演で大事なのは笑いの反応もさることながら、やはり「質問コーナーで質問が相次ぐこと」ではないか、というものです。

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