「国内ワクチンパスポート」導入できない日本が被る“これだけ”の不利益

感染防止と経済活動、海外にさらに遅れ

中国がコロナを制御できたのは、「健康コード」を使ったためだ。これはプライバシー保護の点で問題があり、日本では真似することができない。

しかし、ワクチンパスポートを国内で使えば、似た効果を期待することができる。ところが、日本では本人確認制度が不完全であるため、これを導入できない。

強力無比な中国の「健康コード」

公表されているデータを信じる限り、中国は世界でただ1国、コロナを完全にコントロールした。

なぜコントロールできたのか? コロナが発生した武漢を、即座に、そして完全にロックダウンしたからだ。

それだけではない。武漢以外でも感染発生は全くゼロではなかったのだから、それらをうまくコントロールしたのだ。では、なぜそれができたのか? それは「健康コード」のためだ。

これはスマートフォンのアプリで、新型コロナウイルスに感染している危険度がどの程度かを判定し、表示する。中国では、このアプリに緑(安全)のQRコードが表示されていなければ、公共交通機関は使えず、ビルや商店にも入れず、買い物や外食もできない。要するに、まともな生活ができない。

 

このような強力な仕組みが作られたために、中国はコロナの感染拡大を防げたのだ。日本の感染追跡アプリ「COCOA」が、不具合続きで結局のところ何の役にも立たなかったのとは、まったく対称的だ。

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