2021.08.09
# 不倫

結婚パーティに「浮気相手の女性」が乱入、それでも夫と別れない43歳主婦の“胸の内”

亀山 早苗 プロフィール

好みのタイプだったんです。学生時代の先輩が起業するにあたって開いたパーティで出会って。連絡先を聞かれてデートするようになって。3回目のデートでベッドをともにしたら避妊したはずなのに妊娠しちゃった。

彼はすでに友だちと一緒に起業していて、夢に向かってがんばっている人特有のギラギラ感があって素敵だったんですよね。人当たりがよくて社交的で、つきあっている女性もひとりやふたりじゃないんだろうなとは思っていましたが、まさか結婚パーティに乱入してくるとは思っていませんでした」

そのときシンジさんは、ごめんねと言ったそうだ。彼女は「見なかったふりをする」と答えた。子どもを守るために、何があっても我慢しようと彼女はそのとき決めたらしい。

結婚後も、夫の生活は変わりませんでしたね。夜は遅いし朝は早い。仕事も遊びもフル回転だったんじゃないでしょうか。生活費だけはきちんと、しかも同世代のサラリーマンに比べれば多めの額を入れてくれていました」

 

次女の出産時、退院して自宅に戻ると…

ただ、長女の出産時、夫はなかなか病院に来てくれなかった。ようやく顔を見せたのは出産から2日が経過してから。

「夫の両親のほうがずっと早く来ていました。やきもきする義母に向かって、『出張なのでしかたがないですよ』と私がフォローする始末。義父母が比較的、常識人なのでこんな結婚生活も助かっている部分がありますね」

だがやってきた夫は、長女を抱いて目を潤ませた。小さいなあ、かわいいなあを連発。「オレ、この子のためにがんばるよ」とも言った。それ以来、仕事をがんばってもいるのだが、女性関係もがんばっているようなのが気にはなっている。

Photo by iStock

「次女の出産時はもっとひどかった。次女は低体重で保育器に入っていたので、一緒に退院できなかったんです。私が退院して自宅に戻ると、玄関に見慣れない女性靴がある。リビングからあえぎ声が聞こえる。

まさかと思ってリビングを開けたら、夫と女性がソファでセックスの真っ最中。しばらく呆然と突っ立って見てしまいました。硬直して動けなかったんです。ようやく『何やってんのよ』という声を発すると、夫が起き上がって『あれ、今日だっけ』と。

女性のほうは慌てていましたね。その女性を必死の思いで突き飛ばしました。『この人の子どもを産んで、今、退院してきたのよ。あんた、誰よ!』と叫んだ記憶があります」

女性はあたふたと洋服を抱えてリビングから出ていった。夫がその後を追っていこうとしたのを遮った。

「ここであの女の後を追ったら、子どもを連れて出ていくから。世間にさらして裁判起こして、慰謝料ふんだくるから。そう言ってすごんだら、夫はソファで固まっていました。友人に話すと、『そのとき離婚しちゃえばよかったのに』『よく我慢できるよね』と言われるんですが、子どもたちにとって悪い父親ではないんですよ。そこがずっと別れられない原因なんです

傍目には、今すぐ別れても何も不思議ではないように思えるヒロミさん。彼女に離婚を思いとどまらせるものは何なのか。<【後編】浮気相手がついに我が家に…不倫夫を持つ43歳主婦が胸に秘める「離婚Xデー」計画>で詳述する。

SPONSORED