2021.08.05
# エンタメ

オリンピック終了後を見据え“コロナ推し”を併用する『モーニングショー』の二枚舌

不安をあおる玉川徹氏が戻ってきた

オリンピックとコロナを日別で併用

東京オリンピックがはじまったばかりのころは、日本人選手の活躍を大々的に紹介する情報番組への批判が相次いでいた。

それまで新型コロナウイルスの感染拡大を理由に開催を疑問視する内容を放送し続けてきたにもかかわらず、いざ東京オリンピックがはじまってみたら嬉々として報じているからだ。

なかでも、最も「手のひら返し」「ダブルスタンダード」と批判されていたのが『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)。連日、大半の時間をコロナ関連に費やし、東京オリンピックに関しても玉川徹を筆頭にコメンテーターたちが否定的な声を連発していた。

『羽鳥慎一モーニングショー』公式サイトより
 

番組は開会式が行われた7月23日(金)まで否定的な声を発していたが、土日をまたいだ26日(月)から一変。27日(火)、28日(水)、29日(木)まで、放送時間の4分の3以上をオリンピック関連に費やし、コロナ関連は数分しか扱わなかった。

ところが30日(金)には、冒頭14分程度がオリンピック関連で、残りはコロナ関連を大特集。土日をまたいだ8月2日(月)も、ほぼ同じ割合で、オリンピック開始前と同じようにコロナ関連をフィーチャーした。

さらに3日(火)と4日(水)は、再びオリンピック関連が4分の3以上を占め、コロナ関連はわずかと戻したが、これには理由がある。

3日は野球とサッカーが大一番の直後と直前であり、4日は20歳の入江聖奈が女子ボクシング初の金メダル、19歳の橋本大輝が体操で2つ目の金メダルに輝くなど、若きニューヒーローが躍動。いずれも『モーニングショー』のメイン視聴者層が好む競技やトピックスであり、またコロナ関連に新たな動きがなかったことも影響しているのではないか。

つまり、『羽鳥慎一モーニングショー』は、早くも東京オリンピック終了後を見据えて、これまでのコロナ関連シフトとの併用という“二枚舌”の放送をしているのだ。

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