日本の五輪の「開会式と閉会式」が「こっぱずかしくて退屈」なワケ

東京五輪も、長野五輪も…
堀井 憲一郎 プロフィール

「死にそうだった」閉会式

閉会式は長野の会場まで出向いた。チケットは3万円だった。どうやって手に入れたのかはよく覚えていない。週刊誌の記事にしているから、そっちから手に入れたような気もする。でもバイトの学生を一人連れていったから、自前だったような気もして、その場合6万円である。ちょっとしたものだ。

長野五輪のときは、会場が遠かった。新幹線で長野駅までいくと、そこからどの会場でもシャトルバスが出されているのだが、会場近くまでは行ってくれない。会場まで徒歩20分とか30分とかの場所でおろされた。白馬に見に行ったジャンプ競技のときは1時間ほど吹雪の中を歩かされた。死にそうになった。

閉会式会場は「長野駅から歩くと35分」というところにあり「シャトルバスに乗るとバスに20分、そこから歩いて20分」という場所にあった。絶妙に行きにくい。そういうものだった。冬のオリンピックは夏より自然に頼る部分があるので、どうしてもそうなってしまう。

長野オリンピックの閉会式〔PHOTO〕Gettyimages
 

3万円払って見て、閉会式は寒かった。

冬季オリンピックの、夜の野外の式典はおそろしく寒い。

ものすごく着込んでいったのだが、途中から「歯の根が合わない」ほど寒くなり、ずっと我慢しながら見ていた。

ライブで見た長野オリンピックの閉会式は、かなりダレた。

そりゃまあ、そういうものだろう。

司会は萩本欽一だった。1998年の萩本欽一は、レギュラー番組を持っておらず(ときどきある仮装大賞の司会だけは続けていたが)、バラエティの一線にいる人ではなかった。

そのへんの起用がすでによくわからなかった。

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