テレビ業界と芸能界の「コロナ対策」、「なし崩しでユルユル」の“ヤバすぎる実態”

「コロナ前」に逆戻り
片岡 亮 プロフィール

実際、テレビ界のコロナ対策は昨年に比べてほとんど聞かれなくなった。昨年は打ち合わせをすべてビデオ会議にし、収録はスマートフォンや出演者に送った専用機材で撮影したというドラマもあったし、日テレでは子会社によるテロップ制作も在宅勤務にし、素材をクラウドで扱う試みが伝えられていた。

「一部ではそういうのを続けているところもあるんでしょうけど、現場で働く限り、以前と同じで徹夜で局に常駐するような編集スタッフがデスクでカップラーメンを食べたりしている光景は戻ってます。仕事終わりに数名で飲みに出ている同僚だっているぐらいで、正直、どこで誰が感染してもおかしくないとは感じます」(日テレ・スタッフ)

 

朝日放送の件は「氷山の一角」

ドラマ制作現場でも、人の出入りが多く、対策が難しいとの話も聞かれた。実際、朝日放送では7月19日に撮影中の出演者のひとりが体調不良を訴え、医療機関でのPCR検査で陽性と出たことがきっかけに出演者9人の感染が判明したほか、濃厚接触者も十数名あって収録中止となった。

同局は「撮影中は当社策定のコロナ対策ガイドラインを順守し、その上でメインキャストの方はクランクイン前にPCR検査で陰性を確認しております。また、その他の出演者に対し、初回収録日に抗原検査を実施し、陰性を確認の上で収録に参加していただいていました」

と説明したが、関係者からは「エキストラやスタッフまで全員が検査をしているわけではなかった」との声が聞かれた。

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