なぜ努力、成長しないといけないのかもわかりました。努力、成長して大きな仕事ができるようになれば、それだけ大きく人の役に立てるからです。大きく人の役に立てれば、それだけ喜びは大きくなります。努力、成長は自分自身の喜びをより大きくさせられるのです。努力や成長は、自分を大きく喜ばせ、幸せにしてくれる方法だったのです。
このことに気づけば、必要なことが見えてきます。自分をより成長させるところに身を置くことです。より難しい仕事にチャレンジすること。より大きな仕事に挑むことです。世の中の立派な起業家や成功者たちがそうであるように。

「稼ぐこと」を考えないから成功する
なぜ成功者たちがインタビューで「稼ぐ」ことに苦笑したのか。それは、お金を稼ぐなどということは、まったく大したことなどではないからです。
うまくいく人たちは、もっと大きな視点を持っています。広く世の中を見ている。どうすれば多くの人の役に立てるか、広く社会の役に立てるか、を考えている。わかりやすい言葉でいえば、「志」です。どう世の中に役に立つのかという「志」が大きいのです。
大きな「志」は、多くの人を喜ばせることができます。多くの人から「ありがとう」を言ってもらえます。数千億円、兆円単位の資産を持っている起業家が、なぜ今も仕事をし続けるのか。お金を稼ぐ、などということは目的ではないからです。世の中の役に立つこと、多くの人に喜んでもらうことが目的なのです。
逆にいえば、だから成功しているのです。自分の稼ぎのことばかり考えている人を、果たして人は応援したくなるかどうか。
それこそ「稼ぎ」とは、どれだけ世の中の役に立てたか、ということではないでしょうか。大きく世の中の役に立つことができれば、自然に収入も大きくなっていく。求められるのは、大きな「志」なのです。