2021.08.19
# FIRE

「FIRE(早期リタイア)」前に私が感じていた「15の不安」…FIRE後には解消できたか?

桶井 道 プロフィール

4 承認欲求が枯渇するのではないか
FIREしたらしたで、新たに評価してくださる方が出てくるものです。私の場合は、単行本の出版やメディア取材を通じて出会った、編集者の方々です。執筆した原稿が、「よくできてる」「仕事が早いですね」と褒められると嬉しいです。Twitterでも、フォロワーの皆さまから、「先日のブログ記事を読んで節税できました」「新しい銘柄(株)に出会えました」などお声掛けがあり、私のアウトプットを評価いただけることを、嬉しく思っています。

また、外の世界だけではなく、父の事業を手伝うことで父から、家事を担うことで母から、お礼を言われます。

 

5 人間関係の変化についていけるのだろうか
これは深く考える必要はないと思います。過去をさかのぼれば、幼稚園から小学校へ、小学校から中学校へ、中学校から高校へ、高校から大学へ、大学から社会人へ、そのときどきのライフステージの変化とともに人間関係は変化していたものです。そのたびに寂しくは思ったものの1ヶ月もしたら新しいコミュニティ、人間関係に慣れていったものです。

人間は変化に順応できる生き物です。これは社会人からFIRE というライフステージの変化においても同じでした。すぐに慣れました。それに、この変化はFIREでなくとも定年退職でもやってくるものです。遅かれ早かれ誰もが経験するものなのです。そこに不安を感じてFIREを先延ばしするのは勿体ないと思います。

また、会社での人間関係というのは仕事にまつわるものであり、FIREしたからといって仕事以外の部分においての人間関係の変化はありません。趣味など会社以外での人間関係を作ればいいと思います。

6 仕事しないことが寂しくなるのではないだろうか
私の場合は、執筆活動、父の事業手伝いなど新しい仕事をしており、この感情も皆無です。これは必ずしも仕事でなくとも、何か新しい役割を見つけることが大切なように感じます。それは趣味でも、ボランティアでも、短時間のアルバイトでも何でもいいと思います。

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