2021.08.18
# パンダ

「ご飯まだです?」動物園のパンダが飼育員さんに「無言の圧」をかける、レアな瞬間!

水曜日のお嬢様(40)

ちょっと短めのおみ足にまるいボディ。唯一無二のフォルムを持つ、神戸市立王子動物園のメスのジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」。そのかわいい姿と優雅な所作から、親しみを込めて、“神戸のお嬢様”とも呼ばれています。

愛くるしいタンタンですが、実は現在25歳。人間で言うとおよそ70歳代という高齢パンダ。そして、中国への返還が決まっています。神戸で最後の時間を過ごす、お嬢様の様子を、動物園の休園日である水曜日にお届けします。

大好きなくだもの、どれから食べるか迷いますね
 

お嬢様の朝

大雨が続いた週末。朝は、いつもの呼びかけで目を覚ましたというタンタン。なんだかボーッとしているようですが……。「起きてもしばらくは、あんな感じですね。暗いので電気を付けますが、それに驚くことはありません」と、飼育員の梅元良次さん。

まっくらですね 神戸市立王子動物園ツイッターより

「お腹がすいているみたいだったので、朝一番にリンゴをあげました」(梅元さん)

好物のリンゴからスタート。よい朝になったようです。

リンゴをムシャムシャ 神戸市立王子動物園ツイッターより

そんな大好きなくだものも、薬が入っていることに気づくと食べません。「これ、何か入ってませんか?という感じで、口に持っていっても、食べようとしなくなります」と、梅元さん。

さらに、賢いタンタンはそのくだものを、しばらく食べなくなってしまうのだとか。「そうなると困りますね。ご褒美にくだものが使えないと、トレーニングもできなくなってしまいますから」(梅元さん)

大好きなくだものを食べないことなんて、あるんですね

そのため、前回の記事のように、薬を味見し、苦みを出さない方法で、くだものに埋め込むなどの工夫をしているのです。飼育員さんの努力の甲斐あって、最近は薬を吐き出すことも少なくなっていますので、どうかご心配なく。

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