2021.09.05
# 東証

東証プライム市場に「しがみつく」経営者と「あきらめた」経営者…それぞれの事情

企業にとって本当のメリットはなに?

「東証再編」で頭を悩ます経営者たち

2022年4月に再編される東京証券取引所/photo by gettyimages

7月上旬から、筆者の下に企業経営者や役員からの相談が急増している。それも、同じ相談内容。「東京証券取引所の市場第1部から新設される“プライム市場”への移行」に関するものだ。

東京証券取引所(以下、東証)は22年4月4日から現在の「市場第1部」、「市場第2部」、「マザーズ」、「JASDAQ(グロース市場・スタンダード市場)」の4市場を「プライム」、「スタンダード」、「グロース」という3つの新しい市場区分へ再編する。

新市場区分では、現在の市場第1部上場企業の多くが、さらに市場第2部上場企業の一部がプライム市場への移行・新規上場を希望していると見られる。

新市場区分では、プライム市場は「流動性およびガバナンス水準が高い企業向け」と位置付けられ、スタンダード市場は「一定の流動性と基本的なガバナンス水準を備える企業向け」、グロース市場は「高い成長可能性を目指す一方、総体的にリスクが高い企業向け」と位置付けられている。(表1)

表1
 

簡単に言ってしまえば、プライム市場への上場は“日本を代表する企業”と受け止められている。

ところが、現在の市場第1部などからプライム市場に移行するためには、新たな上場基準をクリアする必要があり、これが経営者を悩ませているのだ。

SPONSORED