2021.09.08

電話主の声はしゃがれていた…都市伝説YouTuberが驚愕した壮絶コロナ体験

小泉 カツミ プロフィール

これが「ホテル隔離」だ

「家族が何人かいる場合、陽性の人だけ隔離することを提案されます。ホテルも部屋が空いていれば入れる、と言うんで僕はさっそく予約してもらいました」

その2日後、ホテルの空きが出たので、岸さんは迎えのバスでホテルに向かった。

そこから10日間の「ホテル隔離」生活が始まった。

「基本的には3食事付き。お弁当が朝昼晩と出て、やることといえば検温とパルスオキシメーターで血中酸素濃度を測るだけ。で、ちょくちょく看護師さんから連絡が来て『体調どうですか?』と聞かれるだけでした」

娯楽といえばテレビくらいだが、映画なども観られるから暇を持てますことはなかったらしい。

「『ホテル隔離』で肝心なことは、ホテルに持っていたものだけで生活しなきゃならないこと。基本的に差し入れもできないと思った方がいい。手続きがめんどくさいから。外から気軽に持ってこれないし、中に持って入れるものも制限されてますから」

解熱剤などの薬もほぼまず用意されていない。一応あることはあるらしいのだが、基本的には「自分で用意した薬で対応してください」と言われる。

しかし、いつ症状が悪化するかわからない自分の状況、そして陽性になってしまったことを悩みだすとキリがなかった。

「僕くらいの年齢(36歳)だと極端に病状が悪化するという話は聞いてなかった。だからそこはあまり心配しませんでした。だけど、やはりメンタル面ですね。ホテルにいると『自分がいろんなところに迷惑をかけた』とかメンタルがどんどん病んでいっちゃう。だから、療養に入ったら余計なことは一切考えない方がいい。とにかく療養することだけに集中すること。余計なことを考えるとマジで負の気持ちばっかりになっちゃうから。自分をコントロールして、体を休める、精神を休める方向にシフトしないと治らないと思いました」

岸本さんは、「ホテル隔離」での注意事項を挙げてくれた。

「まず、洗濯ができないこと。自分でお風呂場で手洗いするしかない。だから、下着なんかはできるだけいっぱい持っていく必要がありますね、めちゃくちゃ汗をかくし、熱も出るから」

ホテル療養は、10日間。そしてさらに様子を見るために72時間がプラスされる。

「72時間、3日間の間に熱が出なければ出られるけど、もし熱が出た場合はさらに72時間観察されるんですね」

ホテルで療養中に、悪化が認められた場合は、入院先を探してくれる。しかし、入院先が見つからない場合は、結局ホテルでの療養が続けられる。「だから、ホテルに入ったからと言って安心できるかというとそうではない」のだ。

 

ホテルを出る時は、PCR検査をして陰性だったら出られるのか——?

「そう思っている人が多いのですが、それは違います。PCR検査は一切ありません。これには明確な理由があって、コロナって感染しやすい期間がだいたい決まっているんです。それは症状が出た時からマイナス2日、そのあとは10日後、この12日間が感染しやすい期間と決まっている。ホテル療養は、基本的に10日以上プラス72時間経っているので、この時には人には感染させない状態にある。ところが、PCR検査を受けるとコロナの反応が出ちゃうことがあるんですよ。つまり、ウイルスの死骸みたいなものがあって、それにPCRが反応しちゃうことがあるらしい。だからホテルを出る時は、PCRをやっても意味がないんですね」

関連記事