ここ数年、パパ活というカジュアルな呼称で性商売に手を出す女性が増えている。
パパ活アプリを使って資金援助してくれる男性を探し、食事やデートあるいはその先の行為を提供して金銭を得ているのだ。
もちろん生活のために仕方なく、という女性もいる。しかし客観的に見れば体を売る必要などまるでない女子大生やOLまでもが、自発的にアプリに登録し、自らに値段をつけていた。
彼女たちはなぜ、パパ活に手を出してしまうのか。
筆者は20代〜40代の「パパ活女子」たちにインタビューを実施。そこから見えてきたのは、いま多くの若い女性たちが、経済面だけでなく精神的な意味合いでも「貧困」に飲み込まれているという現実だった。
※本記事は、パパ活女子がインタビューで語った内容を一切脚色せずにまとめたものです。決してパパ活を推奨する意図ではないことを注記します。
19歳でできた「パパ」は資産20億の大富豪
名前:華(仮名)
年齢:33歳
職業:専業主婦
パパ活歴:14年(アプリは未使用)
これを「パパ活」と呼ぶのかどうか私には判断できませんが、シュガーダディ……日本では「パパ」と言うんでしょうか、そういう存在なら19歳の時に初めてできて、それから今まで途切れずいます。
最初のシュガーダディは、六本木のバーで声をかけられた50代半ばの大富豪。
当時は今と違いアルコール提供店の年齢確認もゆるくて普通にお酒を飲んでいたし、ハーフなこともあって大人びていたから、まさか19歳だとは思わなかったみたい。
20億の資産があるという大金持ちの方で、本当によくしていただきました。

東京中を遊びに連れて行ってもらったし、20代前半の頃は「自由に使っていい」とブラックカードを渡されていたことも。
ちなみに、体の関係は一切なし。
この方とは14年が経った今でもお付き合いがあるんですが、“そういうこと”はこれまで一度もありません。人に話すといつも疑われますが、嘘じゃないですよ。
そもそも『足長おじさん』に長く支援してもらいたいなら、絶対プラトニックに限ります。
そこへ至るまでの過程がセクシーだからこそ切れずに続くのに、セックスしちゃったら関係性が崩れるでしょ。
この方もそうだし、過去のシュガーダディたちは皆、私と食事や会話を楽しむことに価値を見出し、お金を使ってくれる方ばかりでした。