2021.09.12
# 就活

いま「遠洋マグロ漁師」になりたい若者が、少しずつ増えている「意外な理由」

YouTubeが密かに人気に
川本 大吾 プロフィール

配信内容について同組合は「おじさんが長々と説明する動画だけは避けたかった」という。若者が退屈と感じ、別の動画に切り替えられないよう、かなり工夫を凝らしている。マグロをモチーフにしたアニメの新キャラクター「鮪蔵(まぐぞう)」などを作成し、漁師を目指す彼が若者に代わって、漁業関係者にマグロ漁に関するさまざまな疑問を投げ掛け、教えてもらう構成となっている。

時間も短めに1本4分から長くて9分。インタビューは要点だけを切り取って編集し、鮪蔵らが合いの手を入れるなど緩急を付け、テンポの良い進行となっている。スマホでも内容を理解しやすいよう、テロップを入れて見やすくした。オープニングとエンディングには、若者に人気のバンド「打首獄門同好会」の代表曲『島国DNA』を使用し、注目度がアップしている。

遠洋マグロ漁船(筆者撮影・提供)
 

労使協定・個室あり、Wi-Fiも使えます!

動画の中身は、もちろん「マグロ漁師になるには…」といったもので、鮪蔵からの基本的な質問に漁業関係者が詳しく解説している。事前に必要な資格などはなく「やる気さえあれば、だれにでもできる」と漁業関係者。

インターネットでも「借金のカタ」など、マグロ漁に関する悪いイメージがはびこっているが、「(給与や保険などを含めた)労働協約がきちんとしており、みな漁師になりたいという純粋な夢をかなえるために船に乗っている」(漁業関係者)と都市伝説を全面的に否定している。

 

さらに動画では、船員それぞれに個室が完備されていたり、漁船によっては無線通信Wi-Fi(ワイファイ)が使用できたりすることをPR。

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