知らないと大損する…買い手のない「夫の実家」をうまく売却する驚きの「裏ワザ」

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一方、それなりに財産を持っていた夫が亡くなった場合、親戚から「面倒を見たのだから現金を分けてほしい」などと、財産をせびられる恐れもある。'19年に始まった特別寄与料を念頭に置いているのかもしれないが、払う必要はない。

「特別寄与料を払う必要があるかは、最終的には介護をした本人が、家庭裁判所に申し立てて認められます。夫の兄弟や親族の場合は、夫の面倒を見るのは当たり前だと認定される可能性も高い。

通院の送迎や介護用品の購入などをしてもらった場合は、夫が生きているうちにレシートをもらって、その分を親戚に振り込んでおくのも紛争防止にはよいかもしれません。記録が残りますし、恩を押し付けられて紛争になるということを防げます」(前出・武内氏)

 

葬儀や墓についても、夫の死後に妻が親戚と揉める例が多い。

「増えているのが、妻が施設などに移るために仏壇じまいをした際のトラブルです。夫の親戚から後々『どうなってるんだ』と責められる人も多い。

さらに夫の先祖の宗派を妻が知らず、葬儀社が提携する僧侶に頼んで宗派違いの戒名を付けてしまうケースも散見されます。夫が生きているうちに、葬儀やお墓について話し、親戚にも確認をしておかないと、こうした事態に繋がります」(柳谷観音大阪別院泰聖寺住職の純空壮宏氏)

これ以外にも、自分の死後、妻が困らないために夫が事前にやっておくべきことある。その一例を【後編】「夫の死後「財産分与」で揉めないための裏ワザ…遺言書の「書き換え」を防ぐためにやるべきことでお伝えする。

『週刊現代』2021年9月11・18日号より

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