2021.09.30
# ペット

「激安すぎるペット」のウラに隠されていた、ペット業界の「ヤバすぎる闇」

「パピーミル」の劣悪な飼育環境

コロナ禍で孤独感を感じる人が増え、ペットを飼いたいと考える人が多くなっています。そうなれば、ペットの価格はやはり気になるところです。消費者心理からすれば、より安価なペットを求めてしまうのは、ある意味「仕方がない」とも言えるのではないでしょうか。

ペットの値段が激安なのは、ペット業界の「闇」の部分が関係していることもあります。今回は、ペットの激安価格と劣悪な環境で飼育する「パピーミル」との関係について考えてみましょう。

Photo by iStock(画像はイメージです)
 

劣悪な環境で、600頭以上を飼育

9月7日、長野県松本市で、犬を劣悪な環境で飼育していたブリーダーが、家宅捜索を受けました。報道によりますと、飼育していた犬は、600頭以上といわれています。

ニュースの映像では、白い防護服を着た動物愛護団体職員と保健所の職員が、犬を抱きかかえて運び出していました。一般的に、知らない人に抱っこされた犬は、愛想のいい子だとシッポを振って喜びますが、そのような性格でなければ逃げようとするものです。しかし、映像で見る限りどの犬も「心ここにあらず」という感じでおとなしく、じっとしている、というよりも放心状態に見えました。

このブリーダーに対しては、近所の人から「犬の鳴き声がうるさい」「夜中に怒鳴り声が聞こえる」「夏場は、犬の排泄物のニオイがする」などの苦情が行政に寄せられており、それを受けて今回の捜索となりました。

施設内では、ミニチュアダックスフンドやトイプードルなど小型犬を中心に飼育していたようです。犬たちは身動き取れない狭いケージに押し込められて、そのケージが4~6段も積み上げられ、劣悪な環境で暮らしていました。そのうえ、糞尿が垂れ流しになっていたケージもあったといいます。

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