2021.10.01
# 宇宙科学

「エイリアンの宇宙船」とも言われた、ナゾ多き「恒星間天体」の正体がようやく見えてきた…!

コズミックフロント プロフィール

恒星間天体は何を教えてくれるのか?

「オウムアムアがエイリアンの宇宙船ではなくてがっかりさせたかも知れません」と笑うのは、研究チームの1人、デッシュさんです。

「でも、別の恒星を巡る系外惑星の破片が地球のすぐ近くまで来ていたとしたら、これは驚くべきことです」(ディッシュさん)

笑顔でインタビューに応じてくれたスティーブン・デッシュ教授/NHK提供
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つまり近くの恒星間天体を調べることで、間接的な手法でしか知るすべのなかった系外惑星について、多くのことが分かるかも知れません。

わずか4年前に初めて見つかった恒星間天体は、今後、私たちの宇宙観を大きく変える可能性があります。アメリカは、南米チリにベラ・ルービン天文台(2024年に観測開始予定)を建設中。オウムアムアを発見したハワイのパンスターズ望遠鏡よりはるかに暗い天体まで捉えることができるため、より多くの恒星間天体を見つけるだろうと期待されています。

チリのセロ・パチョンに建設中のベラ・ルービン天文台 新型コロナウイルスの影響で一時ストップしたが工事は再開された(撮影2021年3月)・ Credit: Rubin Obs/NSF/AURA
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一方、ヨーロッパが中心となって進めているのがコメットインターセプター計画。探査機を打ち上げて、宇宙空間で待ち伏せさせ、望遠鏡が新天体を見つけたらすぐに近づけるという、全く新しいコンセプトのミッションです。探査機が恒星間天体に近づきその素顔に迫る日は、意外と近いのかも知れません。

10月7日(木)よる10時(BSP・BS4K)
コズミックフロント
恒星間天体 異世界からの訪問者
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