10月4日 いわしの日

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

今日、10月4日は 「いわしの日」です。これは「10月4日」という数字が「い(1)わ(0)し(4)」と読めることが由来となっています。

一口に「いわし」といっても様々で、細かくいうと「いわし」という名前の魚がいるわけではありません。「イワシ」という呼称はニシン目に属する魚のうち、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシ、およびその近縁種の総称です。

また、マイワシは成長とともに名前が変わる出世魚であり、3.5cmまでのものを「シラス」と呼び、それ以降「ヒラゴ」→「コバイワシ」→「チュウバイワシ」→「オオバイワシ」と呼称が変わります。

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海に囲まれた日本では魚介類が生活に重要な役割を果たしてきたことは論をまちません。その中でもイワシは水揚げ量も多く、千葉県の「さんが焼き」や鳥取県の「いわし団子」など、日本各地でいわしを用いた郷土料理が見られます。イワシは庶民にとって重要な栄養源となってきたのです。

イワシのタンパク質は非常に良質であるほか、DHA、EPAなども豊富に含まれています。ほかにも、脳の神経伝達物質の原料となるアミノ酸の一種・チロシンなどが含まれており、中国ではイワシを長寿の食品として食しています。

最後に余談ですが、漢字でイワシは「鰯」と書き、確かに個々では弱々しく印象があります。しかし、厳しい自然界では弱い生物は生き残れません。

では、イワシはどのように生き残っているかというと、敵に襲われた時には群れで「ベイト・ボール」と呼ばれる巨大な球体を作るのです。これによって捕食者に簡単に襲われないようになります。

水族館などではイワシと同じ水槽にわざと外敵を入れることで、このベイト・ボールが形成されるように展示しているところもあります。

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