リログループ(8876)
■相関係数:米国株-0.09、中国株-0.11
同社は企業の福利厚生を支援する総合アウトソーシング企業だ。社宅管理、不動産賃貸、福利厚生などの事業は、毎月安定した売上が見込めるストック収益となる。
コロナ禍では新規契約の停滞を余儀なくされたが、営業活動の再開で積み上げの本格化が期待される。25.3期を最終年度とする中期経営計画では、会社側は年率平均23%の営業増益を目指している。
テレワークの定着を進める顧客も多いが、社宅管理や福利厚生での新たなサービスが創出される期待もあるだろう。株主資本利益率(ROE)の高さからも注目したい銘柄だ。

ウエルシアHD(3141)
■相関係数:米国株0.08、中国株0.12
イオン子会社で、国内トップクラスのドラッグチェーン。調剤併設・食品強化・深夜営業の「ウエルシアモデル」を強みとしている。
株価は新型コロナの影響による業績好調を背景に昨年8月にかけて大きく上昇した。その後は約1年間の調整を経たとはいえ、上昇トレンドをキープしている。
業績の好調さもキープしており、22.2期の経常利益は前期比3.9%増(476億円)で、24期連続の過去最高益を更新見込みだ。1Q(3-5月)段階では前年同期比21.3%減(88.5億円)で着地し、3-8月期(上期)計画に対する進捗率は35.9%にとどまったが、会社側は通期見込みを変えていない。
前年同期比ベースではハードルの高い時期を通過し、増益の勢いに再び注目が集まるタイミングを迎つつある。