noteやTwitterを始め様々なメディアで、若者やインターネット文化について幅広く執筆するコラムニストのりょかちさん。ご自身もライターとしてSNSなどを使い発信するうえで、誰もが発信者になれる時代に、いまこそ求められている「SNSのリテラシー」について綴っていただきました。

Twitterを10年近く使って感じていること

朝起きて、SNSを開けば今日も、誰かと誰かが争っている。

そんな日々がもう数年続いているような気がする。「Twitterは1つのニュースに対して様々な声をリアルに聞ける場だ」と、誰かがTwitterについて語っていたが、今は多くの人が自分の主張を投げあって、誰もお互いの意見に聞く耳を持っていないようにも見える。

私もいつの間にかTwitterを10年近くやっていて、ライターという職業上、発信したものをSNS上で広く見ていただくが、それゆえ様々な議論に巻き込まれることもある。

その度に何よりも問題だと感じるのは、議論が全く進展しないことだ。毎回ずっと、同じような指摘をもらい、同じような回答を返す。その中で、ぼんやりと思い始めたのが、「発信するのも大事なことだが、多くの主張が行き交う場で大事なのは、それぞれの“聞く姿勢”である」ということだ。日々誰かが思いを込めて発信しても、聞き手がいなければ物事は進展せず、永遠に同じ質問が届き、同じ主張が叫ばれる。

Photo by iStock
 

「新しい世の中をつくる議論をするためには、良い聞き手が必要」

そう感じた私は、一本のブログを書き、これまで社会問題(特にジェンダー問題)について発信するたびに受け取った”よくある反応”についてまとめた。こういった反応がずっと続くことが議論の発展を妨げるが、一方でこの手の話題は「学ばなければ分からない」ことも多い。実際、私も“聞き手”として過去に多くの人の発信に対して同様の反応をしてしまったことがある。

少しでも多くの人に、私のように「社会問題に対して聞く姿勢を変えよう」と思ってほしくてブログを書いたので、ここでも紹介させていただきたい。