毎日の暮らしに欠かせない「食」と真摯に向き合う人が増えています。地域とつながり畑を耕したり、コロナ禍の飲食店を応援したり、食事から健康を考えたり。食に思いを巡らせ、未来を考えるーー。10月14日スタートのドラマ『SUPER RICH』(フジテレビ系)に出演する俳優の町田啓太さんに話を聞きました。
多忙な生活のなかでも
食事の楽しさを見出す
2020年にテレビ東京系で放送されたドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』への出演で話題になった町田啓太さん。映画やドラマへの出演など忙しい毎日を送る彼の食生活には、ここ数年で変化があったと丁寧に言葉を紡ぎながら語ってくれた。
「新型コロナウイルスが流行してから、外食をすることも難しくなってしまいました。大好きなお店にもなかなか行けないけれど、あの味が恋しいと思ったらテイクアウトを利用しています。飲食店の大変な状況はよく耳にしていて、直接的な支援ができない自分がもどかしいのですが、テイクアウトの利用で少しでも応援したいという気持ちもあります」

コロナ禍による社会情勢の変化は、彼自身の健康を考え直すきっかけにもなった。
「実はこれまで、食に対して欲も興味もそこまで持っていませんでした。しかし自分の心身の状態や健康のことを考えるようになったことで、食に対する意識が変わってきた気がします。いろんな食品や食べ方を試してみて、自分が心地よくいられる方法を探しています。食事に関する映画やドキュメンタリーを観ることも増えました」
食に関するさまざまな情報が溢れているなか、バランスの良い栄養摂取を心がけながら、自分にとってのベストな食事を探っている最中だという町田さん。いくつかの食品を試してみて、特に気に入っているのは野菜をたくさん食べることだそう。
「野菜中心の食事にすると、食後に眠くなることも少なく体も軽い気がします。当たり前のことですが、撮影前に塩分を摂りすぎると顔がむくみます。良いコンディションを維持するためにも、食事は重要。年齢を重ねるごとに、食事の影響が体に表れるようになってきて、その大切さを実感しています」