業界の人気予想は…
その結果、「頭一つ抜け出す」という声がもっとも多かったのはなにわ男子であった。
「なにわ男子が頭一つ抜け出し、INI、BE:FIRSTが並ぶと思います。ファンの“推し”具合は後者の2グループのほうが勝っている印象ですが、実際に記事を作ったときの反応、温度感ではなにわ男子の人気が圧倒的です。
しかもなにわ男子は、初めてジャニーズファンになる子が多いそう。ジャニーズアイドルのファンは、たとえばこもともとは嵐ファンだったのがSnow Manに移った、というような“推し変”が多かったのですが、なにわ男子に関してはこの現象があまり起きていない。それだけ、広くファンを獲得しているということです。正統派イケメンが多く、若い子に分かりやすい王子感があるからかもしれません。
ただ、他の2グループとファン層は違う印象。なにわ男子ファンが中高生メインなのに対して、INIとBE:FIRSTのファン層は大人が多い気がします。だからもしかしたら、ファンの数は抜きん出ていても、動くお金の額は並んでくるかもしれませんね」(女性誌のエンタメ担当編集者)
またWEBマガジンの音楽担当編集者は次のように分析している。
「3グループはそれぞれ路線が違いますが、なにわ男子はメンバー全員の顔がいいし、年齢も若い。王子様感、フレッシュ感があって、現時点では頭一つ抜けていると思います。ただデビュー後となると、INIが伸びてくるのではないかと予想しています。
その理由は、何といってもJO1も生み出したプデュ(PRODUCE 101の通称)というビッグコンテンツから誕生しているので、普通のアイドルグループ以上にファンの想い入れが強いこと、そして実力、ビジュアルともに文句なしであることににあります。とくに実力面は、他の2グループよりも飛び抜けています。
こう言っては何ですが、JO1が誕生したプデュのシーズン1のときは、まだこのオーディションじたいが海のものとも山のものともつかなかったため、受験したのは歌やダンス未経験の一般人が多かった。でもJO1の成功を見て『イケる』と分かったことで、シーズン2は、わりとしっかり音楽活動をしていた半プロのような子たちが多く受験したんです。
もともとプデュというのは、実力はあるが運がなくてデビューできずにくすぶっている子のためのオーディションでしたから、そういう意味ではINIのほうが本来のコンセプトに違いグループと言えるでしょう。しかも6月のオーディション終了後すぐにデビューをさせず、今は韓国でみっちり特訓中。デビュー時にはさらに実力を増していると思うので、個人的にはデビュー曲を一番楽しみにしています」