2021.10.15
# エンタメ

「文春砲」で炎上したYouTuber「コムドットやまと」は実は“親ガチャ”勝ち組だった…!

6月18日に緊急事態宣言下で行われたあやなんの誕生パーティでの泥酔を報道した文春オンラインの記事と、9月に地元のコンビニで深夜に騒いでいるという近隣住民からの苦情を元に報道した「Flash」の記事によって2021年に2度炎上した5人組YouTuberコムドット(2021年10月現在、チャンネル登録者数242万人)の創始者でリーダーのやまとが書いた本『聖域』が22万部のヒット(やまとのTwitterでの発言に拠る)となっている。

同書のテーマは「夢の見つけ方・叶え方」だ。

2018年10月、大学2年生のときにトップYouTuberになることを決意し、1年以上底辺配信者としてくすぶりながらも現在の地位に至ったというやまと自身の経験、および年間200冊の読書を通じて得た知見を元に書かれたものだ。

若い読者にとってはある種のキャリア教育本として受容されていると思われる。

これに対して「人様に迷惑かけているYouTuberが偉そうに自分の成功譚を書いたものをありがたがって中高大学生が読んでいるなんて世も末だ」と年輩の方なら怒るかもしれない。

しかし、コムドットやまとはいわゆる「育ちが悪い」人間ではない。彼がイキって見える部分や、普通の人間がやらない/言わないようなことをやったり言ったりするのは、むしろ彼がいわゆる「親ガチャ」の勝ち組であり、社会経済的地位(Socioeconomic status : SES)がおそらくそれなり以上に高い家庭で育ったからこそ、という部分が大きい。

どういうことか?

[PHOTO]iStock
 

祖父は昭和の電通マン

自著によると、やまとは2歳から英会話教室、土日はボーイスカウトに通い、膨大な絵本に囲まれて育ち、今もよく書店に行ってはそのたび直感で10冊ほど購入しているという。

こういう環境で幼少期を過ごし、中学受験で中央大学附属中学校に合格して同高校まで進学したのち、外部受験して上智大学に入学。外交官を志してワシントンD.C.に留学するも「長い時間をかけてひとつの成果を出す外交官の仕事に向いていない」と感じて帰国後は起業家を目指して準備していたところでYouTuberになることを思いつき、幼なじみを誘って活動を始めている。

上を見ればキリがないとはいえ、やまとの家庭は、日本全体の平均から見ればかなり恵まれたレベルの教育を幼少期から施し、中学から大学まで私立に通わせ、留学資金をポンと出せる経済的な余裕があることが確認できる。

父母の仕事についての記述はないが、やまとの祖父は20歳のころから弟をはじめ家族を養い、働きながら大学に通って卒業し、電通に転職して定年まで勤め上げたと書かれている。ハードワーカーぶりの徹底を説いた「電通鬼十則」全開の昭和の電通マンの血を引いていると考えれば、やまとの自信過剰な態度も理解しやすくなる。

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