人気俳優キム・ソンホのキャリアを葬った「ネット暴露」が示す韓国社会の闇

「#学暴MeToo」も同じ構図だった
金 敬哲 プロフィール

しかし、インターネットを通じた暴露は、匿名であるため、責任を負えない点や、一方の主張ばかりが伝えられるという点などから、「冤罪」を産むケースもしばしば発生する。

男子バレーボールのパク・サンハク選手は、高校時代の同級生から、「拉致、監禁されて暴行を受けた」と告発され、選手生活を引退しなければならなくなった。後に暴露者が「嘘だった」と告白したことで再び復帰を果たせたものの、イメージは大きく毀損された。

他にも、「#学暴MeToo」では、ネットユーザーの虚偽の暴露によってイメージに大きく傷つけられたアイドルや有名人が後を絶たなかった。

事実が確認されないネット上の暴露が主流メディアによって無分別に報道されることで、当該人物がとてつもない被害を被るケースが頻繁に起きる韓国社会は、日本にもいずれ訪れるかもしれない「行き過ぎたネット社会」の暗い断面を象徴的に見せているともいえるだろう。

 

関連記事