中学受験に必要な“母親の狂気”を間違えないで 

マンガ『二月の勝者』の中で冒頭に出てくる強烈な言葉「中学受験は父の“経済力”と母の“狂気”がすべてだ」。ドラマに先駆け、この作品を全巻読破したという藤田さんは、この言葉についてアツく共感しながら、パーソナル相談で受ける実際の悩みを例にあげ、話をしてくれた。

「むっちゃわかるんです、“母親の狂気”。私も息子たちの受験時期は“狂気”だったかも…と振り返って思います。でもこの言葉の意味を間違って捉えている人がほんまに多い。間違った解釈のままいくと、完全に子どもを潰してしまいます。合格させるために親が必死になるのはわかる。でも子どもを追いつめたり、親子バトルしたままでは絶対ダメなんです」

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受験に必要な“母親の狂気”だが、それを履き違えてるという人というのはこういうことだ。

「小5・6のお子さんを持つ親の相談で多いのが『子どもが学校・塾に行きたくないと言う』『テストでいい点が取れない』『子どもが頑張っていない』『成績が思うように上がらない』。この方々の子どもへの接し方を聞くと、『勉強しなさい!!』と命令口調が多く『やってない、頑張ってない』と否定の嵐になりがちです。子どもを“ほめる”ことができていません。さらに追いつめられた状態だと、親が『もう無理です。私のせいなんです』と自己嫌悪に陥ってしまい、どんどん負の渦の中にはまっていくんです」

こんなふうになってしまう親子をどうにか支えてあげたい。そう感じている藤田さんにアドバイスをいただいた。