老後資金が貯まらない家庭のネックは“教育費”

荻原さんいわく、老後資金がもっとも心配なのは、バブルを経験しているゆえにお金に無頓着な50代半ば以上とのこと。不況の中で育ったいまの30~40代はわりと堅実なため、さほど老後資金に苦しむことはないのではと推測します。

「ただし、『大学進学や家を持つことは当たり前』という価値観を持つ世代に育てられた、40代以上の人は要注意。その価値観が刷り込まれているせいで、子どもの教育費や家の購入に惜しみなくお金を使ってしまい、気づけば『節約していたのに老後資金がない』という事態に陥るケースが多いんです」

『老後の資金がありません!』より
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そうならないためには、まず「子どもを“聖域”だと思わない」ことが大切だそう。

「“子どもの将来のため”とたくさん習い事や塾に通わせる家庭は少なくないですが、どうせ才能は好きなことでしか伸びません。親の意向であれこれやらせず、本当に好きなことが見つかったときに惜しみなくお金をかけてあげたほうが、よっぽど“子どもの将来のため”になるのではないでしょうか。

高校と大学に進学するだけでも、平均1000万円の学費がかかります。子どもが望む進路に応えるためにも、まだ子どもが小さいうちは無駄にお金をかけず、少しでも貯金しておくのがベターなんです」