2021.11.02
# 週刊現代

夫がある日「突然死んだとき」に、残された妻がすぐやるべき「凄テク」

「24の書類」の中身

「慌てふためくことの連続」

「印鑑登録証明書はお持ちでしょうか?」

亡くなった夫の口座の名義変更をしようと銀行を訪れた山下尚子さん(76歳・仮名)は、思わぬところで躓いた。夫は実印と(1)印鑑登録証明書を作っていたが、尚子さん自身は実印を登録していなかったのだ。

「翌日、急いで印鑑を用意して、役所で登録を行いました。夫が突然亡くなるとは予想もしておらず、家中にバラバラにしまってある通帳や保険証券を探すために家探しをする日々です。たかだか一枚の紙が見つからず、慌てふためくことの連続です」(尚子さん)

夫が突然亡くなっても、慌てることなく死後の手続きを着実にこなしていく。そのためには、今回紹介する24の書類を集めておけばいい。

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まずは、亡くなってすぐ必要になる(2)年金手帳の保管場所を夫婦で確認しよう。厚生年金は死後10日以内、国民年金は死後14日以内に受給停止の手続きを取らなければならない。

「企業年金を受け取っていた場合は、(3)厚生年金基金加入員証を確認して所定の死亡届を提出することになります。企業によっては遺族年金が出ることもあります」(公認会計士の佐久間裕幸氏)

(4)後期高齢者医療被保険者証(75歳以上)と(5)介護保険被保険者証も、死後14日以内に役所に返却するので、保管場所を共有しておきたい。

夫が生前に確定申告をしていたなら、死後4ヵ月以内に準確定申告が必要になる。この時、(6)医療費の領収書を用意しておくと、年間10万円を超えた医療費に応じて所得税・住民税を下げられる医療費控除が使える。

財産の相続に向けて、確実に用意しておきたいのが(7)遺言書だ。子供や孫に贈与をしていた場合は、(8)贈与契約書も揃えておく。

遺産の詳細は(9)財産目録にまとめ、遺言書とセットにして法務局に預けよう。手数料3900円で、遺言書の原本は法務局に保管される。代わりに発行される(10)保管証は自宅で保管しておこう。

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