2021.11.10
# 国際

プーチンが絶体絶命…ロシア経済が“崩壊寸前”で、いま起きている「本当にヤバい現実」

今年の夏以降、欧州では天然ガスの指標価格が急騰し、この異常事態を招いたとして「ロシア悪玉」説が台頭している。しかし、欧州に対して悪さをしている場合でないほどに、ロシア経済がひっ迫していることを指摘する者はいない。

ロシアはいま「ソ連崩壊以来の危機に瀕している」と言っても過言ではないだろう。その主因はインフレーションである。

欧州とロシアに不穏な空気が広がっている。ドイツのメルケル首相とロシアのプーチン大統領 Photo/gettyimages
 

欧州のロシア叩きの真相

欧州で展開されている「ロシア悪玉説」の原因は、天然ガスシェアの3割を占めるロシアからの供給が欧州側の期待に反してあまり増加しなかったからだ。

そのため、「欧州ガス危機を好機とばかりにロシアが揺さぶりをかけている」との論調が世界を駆け巡っているのである。

しかし、エネルギー問題を長年見てきた筆者は「ロシアに対する言いがかりの側面が強い」と考えている。「冷戦思考の残滓はいつになったら払拭されるのか」とため息が出るばかりだ。

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