2021.12.04

親の介護に費用をかけすぎて「貯金がほぼゼロ」にならないための「お金のルール」

努力も水の泡…

老後に貯金と自宅を売ったお金で、贅沢な暮らしをはじめると不測の事態に襲われた際に生活は一変することを、前編の「家賃50万円の「ホテルのような高齢者住宅」に引っ越した夫婦、その後に起こった悲劇でお伝えした。後編では、両親が介護が必要になった際、家族だからと出費を繰り返せば、自身の老後資産がなくなっていくケースをお伝えする。

貯金はあっという間に底をつく

バレエシューズが1万円、発表会の衣装代が積み立てで月2万円……。

「はじめは、長女の娘へのちょっとした援助のつもりだったんです」と千葉県在住の池田順二さん(75歳・仮名)は言う。初孫の笑顔が見たいそんな出来心が、破綻のはじまりだった。

「しばらくして次女が双子を産んだんです。『お姉ちゃんの時はおカネを出していた』と次女は言い出し、私立幼稚園の入園料12万円を2人分や、小学受験対策の塾代も年50万円を2人分負担しました。一方、長女の娘も中学受験を控えている。年金収入を節約しながら、なんとか援助しています」(池田さん)

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家族なのだから、助けてあげるのが当然。そう思って想定外の出費を許すと、自分の資産を守るためにやってきた努力も、すべて水の泡と化す。

親の介護でも、同じことが起きる。脳出血で倒れた父親の介護を経験した経済アナリストの森永卓郎氏が語る。

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