2021.11.16
# 怪談

出産した「赤ん坊」を置き去りに…「コインロッカーベイビー」の悲惨な現実

現在も起こり続けている…

コインロッカーに、赤ちゃんの遺体が

1970年2月3日、東京都渋谷区にてその事件は起こった。

東急百貨店西館1階のコインロッカーで、新聞紙に包まれた嬰児の遺体が発見されたのだ。この事件では新聞紙に付着していた指紋から母親が指名手配され、逮捕された。

同様の事件は同年に2件、翌年に3件、1972年には8件が確認されている。そして1973年2月4日、東京都渋谷区の渋谷駅にて、保管期間が過ぎたコインロッカーの中から紙袋が見つかり、翌日、異臭がしたため中を確認したところ、男児の赤子の死体が見つかった。

JR渋谷駅前[Photo by iStock]
 

さらに同年3月、コインロッカー内にバラバラ殺人事件の被害者の遺体が見つかったことで、全国のコインロッカーが調査され、それに伴って多くの赤子の死体が見つかることとなった。最終的に年間を通して46件のコインロッカーに入れられた赤子の事件が発覚し、この年、社会問題となっている。これらの赤子は「コインロッカーベイビー」と呼ばれるようになったが、事件後生き残ったのはたった1人であったという。

コインロッカーに捨てられた時点ではまた生きていた赤子もいたのかもしれない。しかし、コインロッカーは施錠することができ、利用期間中は利用した本人以外は容易に開けられず、期間が終了した後、管理会社などが中を開けた場合、手遅れになっていることが多い、という問題があった。

さらにこれは犯人を特定し難くすることにも繋がり、コインロッカーの中で死んでいた赤子という被害者がいるにもかかわらず、犯人が分からないままになっている事件もある。

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