2021.11.20
# 企業・経営

「俺、全然スキルがない…」"学び直し"に焦る中年会社員が、知っておかないとマズいこと

前川 孝雄 プロフィール

苦手意識を持つ分野をムリヤリ学ぶ不毛

昨今の学び直しブームのなかで、あらためて語学を思い浮かべる人もいるかもしれない。英語に関しても苦手意識を持ちつつも、強迫観念からも何度もトライしてきた人も多いのではないだろう。

かくいう私もその一人だ。英語くらい話せなければこれからの時代に通用しなくなると20代の頃から考えて、まず英会話スクールにボーナスをつぎ込んで通った。でも、週に1~2度、レッスンで使うだけではまったく上達せずに挫折。30代に入ると外国人の家庭教師を雇い、週に2回ほどカフェで英会話のレッスン。オンライン英会話が流行しはじめると早速週3回ほど現地在住の外国人講師からレッスン。海外の語学学校に短期留学したこともあるが、結局上達しなかった。

 

これだけ投資して学んできたのだが、お恥ずかしながら私の英語力は残念な結果に終わっている。私の結論は、結局仕事や生活で日常的に使わないかぎり、英語は上達しないし、すぐに出来なくなっていくという、当たり前の学びだった。

私は10年以上、大学で教壇に立っているが、欧米やアジア各国など海外からの留学生が受講する場合もある。あるとき、日本語による私の授業が理解できず、戸惑っている留学生の様子にどうしたものかと苦慮したことがある。すると、様子を見かねた隣で受講していた日本人学生が流ちょうな英語で通訳してくれた。日本語での発表ではたどたどしい学生だったため驚いたと同時に、授業の意図が理解できた留学生の安堵した表情にホッとしたものだ。

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