2021.11.28
# ライフ

「暴力的な男がモテる」のは本当なのか? その主張の背後にあるリスクの正体

もっと適当な言葉があるのでは?

最近「暴力的な男はモテる」という主張を、インターネット上でよく目にする。

「優しい人が好きだと言いながら、女性は本音では支配されたいと思っている」

「高校のクラスでは、他人を殴るいじめっ子の方がモテるじゃないか」

「だから女性に対しては暴力的になって殴れ」

このような「女性は暴力的に支配されたいのだ……」という言説は、さまざまな人の手によって何度か登場しては、男性を中心に支持を得ている。

だが、常識的に考えれば街中で女性をランダムに殴る文字通り「暴力的」な男性が、モテるとは思えない。いったいなぜ、このような議論が生まれたのだろうか?

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積極的なアプローチは「暴力的」か

ここでまず、「モテない」とされている男性の話をしよう。男性にとって、モテる・モテないは10~30代で大きな価値をもちうる。クラスでモテる男性はそのまま学校でも人気者になれる可能性が高い。女性の場合はモテていても、それだけで同性の人気を勝ち得るわけではない。これは顕著な違いだ。

著書『モテたいわけではないのだが』でも書いたが、20代男性のヒアリング調査をしていると「そつなく高校・大学時代に彼女ができて、そのまま結婚」という人生設計が、大きな支持を得ている。20代男性の4割に女性経験がない以上、この「そつなく彼女ができて結婚」は十分モテる方に入る。

そつない人生経験ができないことは、男性を苦しめ、ときに嫉妬に変わる。なぜあんな奴らがモテるのに、自分らには彼女のひとりもできないのか、と。

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