習近平ですら吹っ飛ぶインフレの脅威…2022年、世界「大乱」に立ち向かう7つのポイント

大原 浩 プロフィール

スタグフレーションは手ごわい

「インフレ」はすでに避けることができないものになっているが、「大乱」の中でのインフレは「スタグフレーション」になる可能性が高いと言える。

過去長い間、日銀・政府が必死になって「超金融緩和」を行っても、インフレにならなかった理由は2018年8月13日公開「異次元緩和でも日本にインフレが起こらない極めてシンプルな事情」で述べた。要するにいくら金融緩和をしても「需要」を増やすことができなかったのである。

それに対して今回のインフレは明らかな「コストプッシュ・インフレ」であり、景気が良いか悪いかに関係なく、エネルギーや食料の「供給の制約」によっておこる。そして今のところ、世界や日本経済発展の牽引役は、あまり見かけない。

しかも、「少子高齢化」は日本だけではなく世界的現象であり、「人口大国」中国の深刻な状況は前述「食糧危機は中国から始まる――14億人の民を誰が養えるのか」で述べた通りだ。

 

「消費だけをする高齢者が増える」ことに対して、生産年齢人口が急速に減っていく現象は今後数十年は続くはずである。これまでデフレでもそれなりに経済が回っていたのは、発展途上国を中心とする人口ボーナスによるところが大きいが、これからは全く逆の「人口オーナス」の時代に入る。

生産年齢人口の減少により常に供給が不足するから、景気の良し悪しに関わらず「インフレは続く」のである。

<参考記事>
「インフレ&中国発不況-スーパー・スタグフレーションが襲ってくる!」

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