2021.12.11

投資の神様「バフェット」と同じ時期にコカ・コーラ株を「100万円」を買っていたら、今いくらになっていた?

バフェットが「コカ・コーラ株」を保有し続けるワケ

コカ・コーラ(KO)といえば、古くからウォーレン・バフェット氏が投資していた銘柄として有名です。

ウォーレン・バフェット氏が運営するバークシャーハサウェイの2009年3月末(金融危機後)の保有株リストを見てみるとコカ・コーラはポートフォリオの22%を占めるトップ銘柄でした。

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その後、10年以上が経過し、当時の上位保有銘柄のうち、現在も主要株として保有を続けているのはコカ・コーラ、ウェルズ・ファーゴ(WFC)、アメリカン・エキスプレス(AXP)、ユー・エス・バンコープ(USB)の4銘柄程度で、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)は現在僅か0.02%に、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)も僅か0.01%にまで激減、石油大手のコノコ・フィリップス(COP)においては保有無しにまで変わっています。

なぜ、ウォーレン・バフェット氏はコカ・コーラに長期投資を行っているのでしょうか? コカ・コーラは1886年設立の当初はコカインを混ぜた薬用酒を販売していた歴史の古い会社ですが、1920年代の禁酒法時代や第二次世界大戦中に米軍の軍需品として需要が拡大し、戦後も米国や世界の消費拡大の波に乗って業績を拡大してきた会社です。

【図表1】コカ・コーラ株価チャート(1977年1月~2021年10月末まで)
【図表1】コカ・コーラ株価チャート(1977年1月~2021年10月末まで)

現在のコカ・コーラの株価推移は、どちらかというと緩やかです。しかし、ウォーレン・バフェット氏が投資を初めてからの数十年間という長期で見ると、大きな成長遂げた銘柄であったと言えます。2021年11月5日(終値)現在の株価は56.84ドルです。

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