2021.12.08

日本人はなぜか知らない…モデルナ製「コロナワクチン」をめぐる「驚くべき3日間」の話

モデルナの知られざる「物語」

日本人の8割が摂取した新型コロナワクチンが、歴史的に驚異的なスピードで開発されたことはよく知られている。しかし、その設計がたった3日で完成したことを知る人は少ないだろう。

それを成し遂げた製薬メーカーの名前は「モデルナ」である。

モデルナの「正体」をご存じか photo/gettyimages
 

新型コロナウイルスのパンデミックにさらされた世界は、未曽有の危機に陥った。一方で、この大変革を機に新たに台頭するイノベーションが次々と明らかとなった。そ新型コロナワクチンの開発もその一つであったことは言うまでもない。

この歴史的インシデントから人類を救ったモデルナは、創業からまだ11年に過ぎない製薬メーカーである。

そんなベンチャー企業が、なぜ驚くべきスピードでワクチンを開発できたのか。その真相をこのほど筆者は『モデルナはなぜ3日でワクチンを作れたのか』を上梓して、詳細にまとめた。今回の寄稿では、そのポイントを洗い出していくが、この際、答えを先に言ってしまおう。

モデルナのビジネスモデルは、メッセンジャーRNA(mRNA)という遺伝子工学の技術に加えて、デジタルトランスフォーメーション(DX)の力をまざまざと見せつけられる好例だったのだ。

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