2021.12.15
# ビジネス

コロナワクチンの「モデルナCEO」がなぜか「恐ろしい予言」をしているワケ

製薬業界の根本をぶっ壊す

モデルナCEOの「恐ろしい予言」

「我々はワクチン市場を完全に破壊することになる」

2021年7月、とあるアメリカの製薬企業のトップが、Bloombergの取材に対してこう答えた。不穏なその言葉には満ち溢れた自信が宿っているが、それだけではない。

その3ヵ月前には、彼はこうも語っていたのだ。

「我々のワクチンは、製薬業界を破壊する可能性がある」

恐ろしい予言を繰り返す彼の名は、ステファン・バンセル氏。米モデルナのCEOである。

米モデルナ社のステファン・バンセルCEO Photo/gettyimages
 

モデルナと言えば、日本人の半分以上が摂取したコロナワクチンの製薬メーカーである。しかし、あなたが、彼らを単なるワクチン開発の会社と評価しているとしたら、それは大間違いだ。バンセルCEOの不敵な言葉のウラには、まさに従来の製薬業界そのものを破壊しつくす、脅威のポテンシャルがあるのだ。

筆者はこのほど『モデルナはなぜ3日でワクチンをつくれたのか』を上梓した。

また、前回の寄稿(『日本人は知らない…モデルナ製「コロナワクチン」をめぐる「驚くべき3日間」の話』『コロンワクチンの「モデルナ社」、じつは「経営戦略」を見たら"ヤバい内容"ばかりだった…!』)では、モデルナがたったの3日で新型コロナウイルスのワクチンの設計図を完成させたこと、さらにその秘密が、メッセンジャーRNA(mRNA)の技術やそれを司るプラットフォーム戦略にあることを紹介した。

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