ごみを引き取るように言われた住民は、今後は懲りて違反はしなくなるでしょうけれど、他の住民も、ごみを出しに行くたびに見られているとついつい意識してしまうかもしれません。
確かに悪いことをしなければ問題はないでしょうとは言えますが、暮らしがちょっと窮屈になってしまうかもしれません。
マナーを守るようにしていただくのは、防犯カメラの力を借りるのではなく、住民の意識を改善していただくしかないのではないかと思います。
空からオムツが降ってきて
粗大ゴミのケースは、防犯カメラがトラブルの元になってしまいましたが、一方で、防犯カメラが設置されているだけで、トラブルの抑止になることもあります。
そのマンションは、自転車置場をはさんで隣のマンションと隣接していました。
ある朝、その自転車置場の屋根の上に使用済みの大人用のオムツが落ちていました。誰かがオムツを上から落としているとしか思えない状況です。管理員が出勤して、点検中に気がつき片付けてくださったのですが、その後、頻繁にオムツが落ちているのが発見されるようになりました。
防犯カメラは、通路が映るような角度になっていて、オムツが落ちてくるところは映りません。
ただ、こちらのマンションのどこかの窓から投げ落としたとしても、自転車置場まではまず届かないという距離です。隣のマンションから落としている可能性が高いと判断されました。