グルメをはじめ選りすぐりの話題やとっておきの旅、カルチャー・趣味の読み物を日々発信している『おとなの週末Web』は、2021年12月15日にリニューアル。
さらにパワーアップしたコンテンツを公開していきます。そして12月15日は、月刊情報誌『おとなの週末』2022年1月号の発売日。『おとなの週末Web』のリニューアルを記念し、巻頭特集『幸せの蕎麦』から、編集スタッフの座談会「素顔の蕎麦店」を特別に転載します。
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恒例の蕎麦特集。新店担当のライター菜々山いく子、温蕎麦の肥田木奈々、せいろの池田一郎、『おとなの週末』編集の武内慎司が「いい蕎麦屋とは?」を好き勝手に語ったら…その答えは!
今年目玉となる新店の傾向は
菜々山「蕎麦特集の時期になると1年が経つのが早いなあと思う」
池田「ホント。ついこの前まで猛暑だの東京オリンピックだのって言ってたような気がするけど、もうお正月。歳を取る訳だ」
肥田木「子供の頃は授業中の1時間が1日に感じるほど長かったのにね。ま、蕎麦前で一献、大人の楽しみをしみじみ味わえるお年頃になってうれしいけど」
武内「それ、しみじみじゃなくてガバガバですから(笑)。一献を楽しみ過ぎ~。蕎麦前の店紹介は別ページであるのにぃ」
菜々山「いいじゃん。特に通し営業の蕎麦屋とか、ランチのお客がはけたくらいの時間に行って、本でも読みながらチンタラ飲むのが最高だよ。今回の新店では『カネイ』がそれ。取材時にどうして通し営業にしたのか聞いてみたの。
そしたらタモリさんのエッセイで“蕎麦屋は中休みしないでほしい”って書いてあって、ファンのご主人は自分が店をやる時にはそうしようと決めていたんだってさ」

「タモリさん、蕎麦好きだよね。私も別件で彼が行く店を覆面取材したことあるけど、老舗から立ち食い蕎麦まであったよ。これ見てたら、ぜひ私らの蕎麦屋飲みに参加してくださ~い」